★冬はりんごがおいしい季節。生で食べるのももちろんおいしいですが、手軽なデザートもいかがですか?
(1人分約80kcal)
- りんごとドライプルーンを赤ワインとシナモン、砂糖(又は代替甘味料ラカント、このレシピではラカントを用いています)で煮るだけ。失敗のないデザートです。
- 電子レンジでも鍋でも作れます。冷蔵保存がきき、むしろ付け込んでおくほうが味が浸みておいしいです。
- このレシピではギリシャヨーグルトを添えています。
材料(4人分目安)
- りんご……大きめ1個(400g)
- 種なしドライプルーン……4個
- 赤ワイン……100cc
- レモン汁……大さじ1
- ラカント……20g
- シナモンパウダー……適宜
- ギリシャヨーグルト……80g
- ミントの葉など(あれば)
*鍋で作る場合は、焦げ付かないよう水を足してください。
*ラカントの代わりに砂糖でもOKです。
*ギリシャヨーグルトの代わりに、普通の無糖ヨーグルトやバニラア イスでも合います。
作り方
- りんごは8つ割りにして皮をむき、心を取る。(皮も一緒に煮るのでとっておく)
- シリコンスチーマーにりんごを並べ、赤ワイン、ラカント(又は砂糖)、レモン汁、シナモンを振りかける。すきまにりんごの皮も入れる。(シリコンスチーマーが無い場合場は、耐熱容器に入れてラップをして下さい)
- ふたをして、電子レンジで2,3分加熱する。
- ドライプルーンを加えて、さらにりんごが透き通った感じになるまで加熱する。
- あら熱が取れるまでそのまま味を含ませ、冷蔵庫で半日以上置く。1週間程度冷蔵保存で楽しめる。
- ヨーグルトを添え、ミントの葉(あれば)を飾る。
- 一緒に煮た皮は、細かく刻んでヨーグルトに混ぜて食べるとおいしい。
先月の健康教室は、「おいしく食べて、風邪・インフルエンザを撃退しよう!」というテーマをとりあげました。風邪、インフルエンザを予防するには、普段から免疫力を高めておくことが大事です。ビタミンA、ビタミンC、タンパク質をしっかり摂ります。風邪かなと思った時には生姜を使った温かいスープ料理などを食べて、早めに寝ることが一番です。咳が出るとき、喉が痛いときの食事のポイントなどもご紹介しました。
また、ささやかながら、キーボードによる「ミニミニコンサート」を開催し、参加者の皆さまにも楽しく歌っていただきながら、クリスマス前のひとときを過ごしました。
今月の栄養のお話
生活習慣病予防に役立つ栄養クイズ「糖尿病予防編」
Q1
次の中で、ご飯軽く1膳(100g)と同じくらいのエネルギーのものはどれでしょう?
- メロンパン1個
- さつま芋1本(200g)
- 6枚切り食パン1枚
Q2
糖尿病の人が、あんぱん1個(300kcal)を食べた場合と、鶏唐揚げ3個(300kcal)を食べた場合では、食後1時間の血糖値が高くなるのはどちらでしょう?
- あんぱん
- 鶏唐揚げ
- どちらも同じ
Q3
糖尿病の人の果物の1日の適量は80kcal分程度が目安ですが、次の中で80kcal程度のものはどれ?
- 温州みかん1個(100g)
- バナナ1本(100g)
- りんご1個(300g)
Q4
次の中で炭水化物を多く含む食品に分類されるものは?
- じゃがいも
- チーズ
- ピーナッツ
Q5
加工食品には様々な表示がありますが、次の表示の中で血糖値への影響がほぼないものは?
- 無糖
- 砂糖不使用
- 甘さ控えめ
Q6
最近は腸内環境が糖尿病に影響していることがわかってきています。次の中で、善玉菌を増やすオリゴ糖を多く含むものは?
- オリーブ油、ココナッツ油
- さんま、いわし
- グリーンアスパラ、ごぼう
栄養クイズの答え
Q1
3
ご飯軽く1膳は約160kcal。メロンパンは400kcal程度、さつま芋1本は約270kcalです。
Q2
1
3大栄養素、糖質、タンパク質、脂質の中で、血糖値を上げる作用はは糖質が一番大きく、あんぱんが食後血糖値には一番影響します。揚げ物などは時間が経過してからの血糖値に影響します。
Q3
2
温州みかんは2個で80kcal、りんごは1/2個、すいかは可食部200g、いちごは250gで80kcal程度です。
Q4
1
じゃが芋や里芋、かぼちゃなどは八百屋にありますが、炭水化物が多い食品で、ご飯やパンと同じ仲間です。チーズはたんぱく質を多く含む食品、ピーナッツは脂質の仲間です。
Q5
1
砂糖不使用という表記は、あくまで食品の加工の段階で砂糖を使っていないということで、砂糖が含まれていないということを示すものではありません。(元々の食材に含まれていることもあります)
Q6
3
グリーンアスパラやごぼう、玉ねぎバナナなどはオリゴ糖を多く含んでいます。オリゴ糖は乳酸菌のエサになり、一緒にとることで善玉菌を増やします。
何問正解しましたか?
糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病をはじめ、腎臓病、肝臓病といった多くの疾患の治療には食生活の改善が欠かせません。当クリニックでは、楽しく食事療法を継続して健康でいられるように管理栄養士がサポートしております。これらの食事療法や食品などにつきましてはお気軽にご相談ください。また、当クリニックの管理栄養士は、日本糖尿病療養指導士の資格を取得しております。患者様の立場にたったより良い、糖尿病のケアをめざしていきたいと存じます。よろしくお願い致します。
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